こともたちの言葉のセンスは、有名コピーライターのそれよりも優れていると、思う。
「せんせ、おとなのおようふくきた」とドレスを着たうれしさから、手を引いてみせにきてくれた青Aクラス。
「まっちゃ どりんく つくっとる」。 クローバーを摘んで、積み木の棒でつぶして、お水を入れて、ざるで濾して、そして、とてもとても大事そうに、そのジュースを容器にたして、それから「もう、できたかな」とか言いながら満足げな顔。 きたむらせんせいの方を見ながら、「ほらせんせいみて」、「お、できたね」のことばのやり取り。 単語はそれ自体を覚えるのではなく、見たこと、触ったこと、やったこと、感じたことと一緒に脳のなかにしまわれ、そしていつでも再出動できるようになっているようです。 こんな経験をしている子供たちの目は輝いていて、表情も心からの笑顔、心からの真剣なまなざしであったりします。 じぶんもいつもこうありたいものだ、と少し反省。