創作活動

おとうふ

私の実家は、「土井上豆腐店」です。

https://www.navitime.co.jp/poi?spt=00011.040505757

小学校の低学年まで、祖父の経営する豆腐店で生活していました。 お向かいは八百屋さん、隣は酒屋さん、斜め前は床屋さん、その隣はお花屋さん、という金沢の下町で、通りを挟んだところに、銭湯、お寺、市長の自宅、学習塾、魚屋さんという具合に、この一帯がショッピングセンターで、なんでも揃いました。 当然、自営業の集まりですから、忙しい時には子どもたちだけで、犀川に探検にいったり、校庭であそんだり。 夏には海水浴、除夜の鐘は、上級生の後に下級生と言った、絵にかいたような「下町」でした。

祖父は、NHKのお相撲を観て、晩酌をして、お風呂に入って就寝。 朝の4時には起きて、お豆腐作りです。 前の晩に、住み込みの職人さんたちと、大豆を洗って、不純物を手で取り除いて、という作業を当たり前のように、手伝って育ちました。 なので、お豆腐は親しい食材です。

今日は、青組が園で栽培した大豆を使って、「お豆腐つくり」。 水につけておいた大豆を食べて「あまーい」と言ったり、「にがりをいれるんだよ」とか解説をしてくれたり。 お豆腐はスーパーに売っているパックに入った工業製品ではなく、タンパク質豊富な食材と伝わったかな。 「いえで、パン作ったことある」と昨日の交通安全教室に続けて、ワカナさんがナイスなフォロー。 お昼ごろにはクッキング体験した代表が2人で、お豆腐のおすそ分けに園長室を訪ねてくれました。 お魚、パン、お豆腐などパックに入ったか、加工された形でしか知らないのは、当たり前。 それを作り方から体験し、売っているけど、自分で作ることもできる、というイメージに導くのが教育(自宅であれ、こども園であれ)と思います。