週末、NHK「地球ドラマチック 赤ちゃんのヒミツ 驚くべき生命力」を観た。
イギリス国営放送のBBCが制作した番組。思わず、乗り出して観てしまうほど、分析と理論と分かりやすい解説。動画なので具体的で説得力あり。録画してテレビを観ることもないので、DVDレコーダーもブルーレイも持っていないのですが、このときだけは悔やまれた。
一番印象に残った場面は、赤ちゃんの表現能力について。両親が聴覚障害の赤ちゃんが、生まれてから泣いたり、声を発することで自己表現をしているが、親は一向に気付いてくれない、構ってくれない。赤ちゃんは両親が手で会話(手話ですね)するのをみて、今度は手で自己表現を行うことにチャレンジ。なんと、6ヵ月から手で、親にサインを送るようになり、1歳を超えた今は親と手話でやり取りする様子が、紹介されていました。
赤ちゃんは生まれてすぐはなにもわからず、なにもできない、だから大人が一つ一つ教えて人として育ててあげる必要がある、っていのは違う。赤ちゃんは、生まれた時から何でもできる、いらない能力を捨ててゆき、ひとになってゆく、が正解。
まだ何にも分からないから、といってきつい言葉やコワイ話をしたり、赤ちゃんからのサインを無視したり、赤ちゃんの感情に反する命令はみんな、赤ちゃんの心に届いています。
27日に再放送。 もう一度観ようと思います。皆さんもぜひどうぞ。 http://www4.nhk.or.jp/dramatic/x/2014-10-26/31/26615/