園の日常

なじむ

  昨日スタートの新学期、新年度、みなさん如何ですか?

黄色組は30名前後の園児に6名の保育教諭。赤組1クラスから黄色組に来ても、お部屋のサイズが赤組のオープンスペースから比べるとこじんまりとして落ち着くのか、みんなそれぞれの並行遊びを、何事もなかったように続けます。北側の黄色組専用のデッキに出たり、まだまだあちこち新鮮な様子で、楽しそう。

こじんまりとした黄色で1年を過ごした30名は、今度は年上2クラスがすでに占拠するオープンスペースの青組に進出するわけで、毎年中にはその空間や年上のクラスメイトとの関係つくりに時間がかかる園児が数人います。この馴染んでゆく過程で、いろんなルールやしきたりを感じて、真似して、従って、そして成長するのが異年齢児保育の最大の特徴。小中高は同年齢ですが、それ以降はもちろん異年齢社会。異年齢との「なじみ」の過程を経験しないまま、小中高に進むと、異年齢との「なじみ方」の練習はなしのまま、実社会に出ることになってしまいます。この意味から、学童やサッカーなどのクラブが小中高生の心の育ちにとって意味が深いことがわかります。

朝9時過ぎのお集まり前、黄色組から青組に進出を果たした元黄色組は、熱心にすこし難易度の高いおもちゃに夢中でした。それを自由に使わせている、去年から青組のみんなも、心が広い。「和」ですな。

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