出張

がらほ

  ガラケー、はすでに意味もそのシミジミ感を伴って広く知られていて、良い意味であったり、そうで無かったり、その場面や対象によって変わる。

今日は、全国私立保育園連盟の月例会議。11時に羽田着。久々に窓側。朝刊を読み終わったところで雲がきれて、地上が見えてきた。房総半島を横切り、幕張、浦安を過ぎたら着陸。

会議は、保育国際交流委員会の会議で、今日は委員会の活動の意義について話した。いろんな仕事でそうですが、毎日忙しく(のつもりで)、家と仕事との往復で、なんとなく自己流、自己満足で毎日が過ぎがち。こども園、保育園の場合、為替も、株も、景気、天候にも敏感に左右されることなく、そのほとんどの場合は今日が昨日の繰り返しであったり、明日は今日の繰り返しであったりしても、客足が変わることもなく、ほぼ毎日同じ利用者を朝迎え、夕方送り出す。毎月、毎年、同じことの繰り返しでも、急に経営的に困ることはない。なので、まったく感度が悪いと、なんの進歩もないく、なんの発見もなく、毎日が同じようなペースで過ぎてゆき、運動会などのたまの行事には「あー、大変だ!」とヒーコラ言ってお互いの忙しさを慰め合ったり、そしてそれを気づかない、大半の場合。ガラ保になる。それが茹で蛙で気づかない。いい意味でも、そうでなくても、

外に目を向ける、他園の成功事例を仕入れて、まずはモノマネから始めてみる、こちらのやっていることを世界に紹介する、というのが委員会の目的。21世紀を生きるこどもたちにとって、地元の伝統も大切、自分の知識や経験の幅を広げるのも大切。そのためには、健康な身体、健康な発想、異文化異言語にたじろぐことなく、すっと入って行ける。私が考えをまとめつつある、新しい園の理念や方針、一言では21世紀型スキルを持った人を育てる、ってやつです。

委員会の会話では、海外の保育・教育システムの勉強、見学と日本の良いとこを発信する仕事。後者については、28日から始まる世界幼児教育機構の年次総会+セミナーで勉強してきます。日本の保育園で行われている活動を紹介する小冊子の英語版を作りました。英語の監修を元英会話クラスのリチャード先生に手伝ってもらいました。ネットワークも大切ですね。今日は出来上がった英語版を委員に渡し、労をねぎらってもらう、ほっと一息。と、いうわけで28日からしばらく出張で席を離れます。現地からの模様はこのブログで紹介します。行き先は米国首都。たくさんの仲間に会えることも楽しみの一つ。5日に戻ります。

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