クラス

しげき

芸術の秋。

グーグルと俳句の季語で秋を表す「芸術秋」が由来だそう。紅葉でみるみるうちに景色が変化し、暑くも寒くもなく、気分を落ち着けて、自然の変化や虫の音を楽しむことができる。

今日は、保護者会がアレンジしてくれた吹奏楽コンサートでいろんな発見がありました。 自然に身体が動き、誰からとなく演奏に合わせて歌をうたいだし、曲の終わりを認識すると自然に拍手をする。 クリスマス会の”練習”のように、先生に言われて、歌ったり、先生の踊りに合わせて踊ったりではなく、人として自然に身体が動き、歌がでる、一人一人の動きや歌が、全体の動きや歌になる。  今日のコンサートはそんな機会でした。 むろん、小学校入学に向けて、”練習”することに慣れて、”練習”を”練習”する時間も増えてしまう青組ですが、実は本人が楽しくて自然に身体が動けば”練習”ではなくなるわけです。 ”練習”から”自発”に変わるスイッチは、その音楽性やリズムに身体と心が共鳴することがポイントで、初めは”練習”だったのに、いつの間にか”楽しみ”になるように持っていくのが大人の仕事。 青Bクラスのダンスを見ていると、みんなスイッチが入ってきたな、と思いました。黄色組さんにはまだ、”練習”(=やらされ感)という感情が芽生えておらず、先生と友達と同じ動きをすることに楽しさを発見している様子。

午後の新「絵画造形クラス」。 ”はるなせんせい”、”みやたせんせい”の2人の新しい先生との時間も、まさに手にした自然の材料(自分たちで積んできた木の葉、小枝、ドングリ)を自分たちの色彩感覚と図鑑を見ながら思い出した昆虫の形にレイアウトしてゆき、一つの絵として完成させるプロセス。 友達の製作の様子を見て刺激を受けたり、あれこれと次、その次の”手”を考えながら、素材を選び、切り、並べ、貼り付ける。 和光ではiPadを使っての作品作りも行っていますが、まずは手に触れたもので作ってみて、手で触れたものでは作れないバーチャルな作品はデジタルで作る、こんな2面を経験し、どちらもOKであれば、21世紀は力強く生き抜けると思います。そんな思いで、園を運営しています。

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