出張

おちゃだい

9時15分に茗荷谷駅で待ち合わせ、お茶の水女子大学こども園へ。

お茶の水女子大学が土地を提供し、文京区が園舎を提供し、運営はお茶の水女子大学が行う保育園型認定こども園で、平成28年度にオープン。 契約期間は10年なのですが、10年後に取り壊すことはないとはいえ、臨時施設ですので軽量鉄骨のプレハブに近い園舎。 しかし、臨時でも軽量でもないとても考えられた保育と教育がなされています。和光と同じ、オープンスペースを保育家具で仕切り、自由遊びの場所をつくり、保育者は適切なアドバイスを行うが、主体は園児。 園庭の面積基準を満たさないため、幼保連携型ではなく、保育園型の認定こども園です(幼保連携型は2歳児から5歳児までの人数x3.3㎡の園庭が必要)。 園庭は、お茶の水女子大学のキャンパスの公園で授業が行われる建物とは少し離れた場所です。 都心とは思えない自然豊かな環境。 和光の増築(アトリエプロジェクト)には、オープンスペースの利用方法や園児の活動の記録方法と保護者との共有化の手法に大いに参考になる時間。気がつけば、12時を過ぎており、学食でランチ。 お茶の水女子大学の学食でカレーを食べるとは、人生何があるかわかりませんな。

カレーの後は、東中野の保育園の見学と24日のパネルディスカッションの打ち合わせ。こちらも、オープンスペースのワンルーム保育室を保育家具で臨機応変に仕切るレイアウト。  見ていると、4歳児が来て、案内してくれる。 そのうち、国旗あてゲームやコマ回し、マンホール版画、超伝導実験コーナー、喧嘩した時の話し合いコーナーなど、丁寧に園児が説明してくれました。 そろそろ、和光の園児にも会いたいなぁ、と里心、ホームシックになる頃かも、と思いつつ屈託無く仲間に入れてくれる園児の育ちの素直さに感動しました。

それから7時まで、パネルディスカッションのストーリー展開と自分のパートの資料準備について打ち合わせ。 そのまま、岡山大学の美術教授も合流し、主体性と創造性を育む幼児教育について深夜まで。 12時間越えの学びの1日となりました。

L1040809 L1040941 L1040947 L1040933 L1040896 L1040887 L1040955 L1040957 (1) L1040986 L1040969 L1040973 L1040959 L1040963