自宅集合住宅の1Fのポストに入っていた朝刊が雨の日用の薄いナイロンカバーに覆われていたので、「あ、雨降ったんだ」と気付いた。 久しぶりですね。
雨はよわーく降ったり、しばらくは全く降らなかったり。 しぜんな流れで園庭遊び。 お散歩だと本格的に降り出した時点では戻りが難しくなるため、しぜんな流れで園庭遊び。 園庭遊び、バス遠足と戸外活動が活発で、遊び方もだんだん上級になってゆく。この過程を観察して、記録するのも保育者の役目、というわけで事務作業をやめて、園庭の様子を見に行くと、3つの遊びの場面に気をひかれた。
一つ目は、雲梯。 この手の遊具が公園や保育園などで見かけなくなって久しいですが、安全対策がしっかりなされた遊具を2月に購入し、5月に入ってから大人気。 青組では手に”まめ”を作っている園児、”まめ”が破れて、痛そうな園児、と人気の様子が分かります。 雲梯を購入した理由は、握力。 おはし、鉛筆、荷物持ち、生活の様々な場面で握力を使います。 指先の器用さも握力により動きを細かく制御できるから。 握力以外にも”根性”の育ちです。 今日は、きょうすけくんが、雲梯の下で泣いています。 雲梯担当の保育教諭に聞くと、雲梯の次のバーに移れないのが”くやしい”。 悔し泣きです。 なんども挑戦し、そのたびにストン、と落ちて、そして真剣な目で雲梯のバーを見つめて、悔しそうな表情。 「ひとつ、できたね」と励ますも、本人の悔しい思いは収まらず、という具合。
二つ目は、レストラン。 るいくん、はるくんが、園庭の丸太の上で、レストランを開業しています。 材料は砂とその辺の葉っぱ。 それを上手に料理しながら遊びこんで、”ゾーンに入っている”。 時々、”お客さん”が来て、料理を出すのですが、帰るとまた料理が始まります。 二人の頭の中には、家のキッチンかお店の厨房をイメージできています。 顔や身体の表情も豊かで、楽しそう。
三つめは、築山。 雪用のボードをお尻に敷いて、次々と降りてきます。最初はぎこちなかったのですが、だんだん転んだりせず、築山の下まで”ざざざー”と降りてきて、次の友達にボードを渡します。 順番をつく、ボードを譲る、降りる楽しさを共有しているわけで、自然発生的に遊びのルール、譲り合いの気持ち、それから大事な”ケガをしない”遊び方を身体で覚えている、そんな築山遊び。 これは、いい。 雪が降ったら、こんどはもっとスピードがでるだろうけど、バランスとり方も上手になって、さらに楽しいだろうな。