さて、今週は１１月から１２月に。
表現会のリハーサル、晴れた合間の園庭あそびとお散歩。 気ぜわしのは大人だけのようで、園児は笑顔いっぱいに和光で活動中です。
笑顔といえば、ハンガリーの保育園でプレゼントをいただきました。 人形ですが、実に笑顔が素敵で、事務の合間に眺めて心が豊かになります。
１１月に入り、保育料の無料化の記事が毎日のように紙面で見かけるように。 今月訪ねたハンガリーであは社会主義の時代から共和制に移行してからも保護者の負担はゼロ。 保育園は０－２歳の乳児園、３－６歳の幼児園と分かれており、保育士の資格も別。 ３年間の保育士養成学校を卒業し、さらに２年間の研修生として保育現場で経験を積んで、最終試験に合格して晴れて保育士の資格を獲得できます。 乳児保育園に勤務しながら６年間で６０時間、幼児保育園では７年間に７０時間の研修を受けなければ免許の更新ができない。保育士になり、なり続けるためのハードルが高い分、社会的な地位は高い。 日本でも、保育士の給与改善が国主導で進行中です。 その施策には保育士の専門性の向上と維持のために、１教科１５時間の研修を２－３年で３から４分野履修することが義務付けられています。 無料化、給与改善だけが報道されていますが、実は保育の現場では、地位向上＝専門強化のほうが話題なのです。
