「かいだん」といっても怖い話ではないです。 今日は、夏日でしたけれど。
2009年の秋口に、現在の認定こども園和光の新築工事の計画がスタートしました。
友人の紹介で保育園、教会を多く手掛けておられた「岡本義富建築研究所」に設計を依頼することにしました。 前園長(父です)は、「やぁ、(岡本)太郎さん!」と呼ぶのが口癖でした。 http://www.okamoto-arch.jp/
その時点で、「見守る保育」の考えに基づく「異年齢児保育」を行うと決めており、それを実現するための建物を岡本さんに設計してもらったわけです。 岡本さんとは、横浜と見守る保育の総本山である「新宿せいが子ども園」を訪問し、見守る保育についてのレクチャーを受け、園舎見学をさせていただいたのが、2010年の初旬です。 岡本さんが設計したり、増改築などのメンテナンスを行っている富山県の保育園・幼稚園にも見学に行きました。
この時点で、0-1歳児は2F,2-5歳児は1Fとフロアを決めたのですが、多くの保育園が0-1歳児は1Fであるにも関わらず、地域特性(アパート、マンション)が多いことから、上から下をみる、下から上を見上げるという遠近感や高低差の経験を積んでもらおうと0-1歳児を2Fに。 保育室からそのまま園庭に出られる(横浜の保育園のアイディアでした)ように、2-5歳児を1Fに。 保育所でありがちな、「お布団バック」と乳児を抱えて、2Fに通う保護者の方の負担減と衛生面を考えて、コットというアメリカ製のベッドを使い、薄手のベットパットで済むようにする、などすべてが繋がているので、職員とたくさん話し合ったことを思い出します。
と、いうわけで0-1歳さんは、園庭遊びやお散歩への行き帰りは階段の練習を兼ねています。 経験豊富な保育教諭が一人ひとりの育ちを見て、グループに分けて練習。 友達の階段を使う様子を見ながら、それぞれのペースで階段の練習が始まりました。 ちなみに、1段飛ばしをして降りることができなくなると、”それなり”の年齢だそうです。私なんぞ、とっくにそんな怖いことはできません。そもそも、高所恐怖症なので。