読書が好きな小学生ではありませんでした。 遠足も好きではなかったです。 延々と同じことをすることが好きではなく、いわゆる多動な子ども時代を過ごしました。
必要に迫られて”読む”ようになったのは社会人になってから。 会社ではいろんな書類を読まなければ、仕事ができません。 最初に配属されたのが、工場の生産管理課。 設計変更があった部品の図面を部品会社に説明して渡すのが最初の仕事でしたので、間違えがあると大きな損害を会社に与えることもあり、文系でしたが図面の読み方を教えてもらい・・・と書類との付き合いは始まり、次に社内勉強会で経済や組織運営やマーケティングなど、いろんな本を読みだし、初めて”本を読むのが楽しい”と感じるようになりました。新聞は就職活動開始まで読みませんでしたが。
幼児教育・保育の仕事を始めてからも、分らないこと、基礎知識は本を読み、その著者の講演会・研修会に参加するのが一番効率的と思い、定期的に読んでいます。保育団体が出している月刊誌もなかなか勉強になります。 興味関心が偏らないように、自動車雑誌や男性ファッション誌(いずれも、前職がらみなので、偏りはありますが)を読むほか、ビジネス誌も読みます。今日は、4冊届きました。
プレジデントの「熱中する子がグンと伸びる」は興味深く読んでいます。いわゆる「根性 GRIT」。 小学生以降の”伸びる”要素についての研究レポートがありますが、小学生以前の幼児教育がその基礎を作るのは確かであり、幼児教育学会や研修会でもテーマはもっぱら、「非認知能力」。 教育機関向けの記事ではなく、読者はあくまでも一般人、というか保護者になるので、特集も”「熱中体験をする子」が育つ家庭の秘密”といった、保護者に向けてのメッセージとなります。(1)親子・父母の関係が良好、(2)声掛けと相づちで自信を、(3)子どもに選択させる、 身につけば応用可能・・・と記事は続きます。 また、モチベーションの5段階として
「① やらない」 -> 「② 叱られるから仕方なくやる(外的動機づけ)」 -> 「③ 友達に負けたくない(「取り入れ的動機づけ」 -> 「④ 将来の自分のために(同一的動機づけ」 -> 「⑤ やること自体が喜び!(内的動機づけ」
とあります。これはもう、大人の仕事の世界とも共通しますね。 ①、②的な社員ばかりの職場では、成長はなく、利益も上がらず、廃業が目に見えています。
その他、特集記事は続きますが、幼児教育のスピードの速さ、その最先端の姿を見るには、幼児教育の専門誌と経済誌の両方を読むことが大切だと思う次第です。