出張

はってん

9時から分科会に出席。

「新指針・要領における保育を語り合うツールとして「保育評価」を学ぶ」 講師は、埋橋 玲子同志社女子大現代社会学部現代こども学科教授。 保育の営みを客観的なモノサシで点数化して、自らの保育(保育園+保育士)を見直そう、という内容です。 和光では、4年前から毎年埋橋先生と市内外の園の先生にこの評価をお願いして、保育のレベルアップの基本データ(健康診断のようなもの)として活用しています。

保育の点数化については、答えありきでおもちゃや、家具、などの物理的な環境を整備すれば、ポイントが高いく出る、という視点から、この評価方法やそもそも評価すること自体に馴染めない園もあるようです。 それは違うと思います。 そもそも、適切な質と量の物理的環境が揃わなければ、精神論のみのいい保育はやりようがないです。 先生たちの、保育、乳幼児教育のプロの目と仕掛けにより、生後間もなくから、学童期へのその人の一生を左右しかねない、大切な時間を、友達と過ごす場所が園ですから。 また、健康診断として、人間ドックなどで身体を調べてもらうことが、健康維持に必要なのと同じ意味で、保育評価は必要と思います。

午後のグループワークは「絵本」。 「絵本」を題材に、4−5人のグループで保育における絵本の意味ついて多方面から分析し、関連付け、その意義を再認した次第。 いつもながら、全私保連の研修の質の高さに感心な一日でした。