出張

みらい

自動車メーカー勤務の頃、新型車発表の次の日から、あるいは場合によってはその前から、次の4年先に出す車の開発プロジェクトがスタートしていました。

今は、コンピューターの進歩もあり、4年サイクルではなく、もっと短い時間で次期モデルの開発が可能。 前職のフランス靴メーカーの場合は、1年前に翌年発売するモデルの選定を終えて、在庫商品の売り切りと新商品の本国への発注をするサイクルでした。 それで、先の予測、出来るだけ正確な予測に必要となるデータ集め、統計分析を行う癖が私にはついています。 なので、今日明日の話と、来年、4年後、10年後は一緒に考えることになるわけで、信頼できるデータや理論が欠けていると、シートベルトをしないで運転しているようなもので、事故(=失敗)した際のダメージは大きいものがある、と思っていつも仕事をしています。

保育の場合も、この習慣から抜け出せず、目的(地)に向かって必要なデータを先読みをカーナビのように、ついついしたくなります。「園長すごく理屈っぽい」と言われ(思われ)ます。

今朝は小松発の第1便で全国私立保育園連盟の会議に出席。羽田到着はここんところ3回連続でバスゲート。 バスからは機体が近くに見えるので、そんなに悪くはない。 晴れていれば。

会議は、10年後の社会を見据え・・・、ということですが、その10年後像の焦点合わせが今日の出張目的。 なかなか、頭を使う1日でした。 帰り道で、父の形見の腕時計のオーバーホールへ。 ケースの横に刻まれた製造番号から60年代製=50年前、とのことですが、この商品を本当に隅から隅まで知っている修理受付の方。 決してお安くない修理代(の見積もり。まさに、もう一本、上等な時計が買えるくらいの金額)でしたが、納得させられる。 プロって、すごいな、と感心。 物相手、人相手、と対象は違いますが、常に勉強、経験を積むことの大切さを感じました。 帰りは最終便。 浜松町から乗ったモノレールの向かいの席には、いつもカットをお願いしているキタさんではありませんか! 一瞬先の未来も予測できなかったのですが、余りの偶然に驚く。