和光は「幼保連携型認定こども園」ですから、その運営上基準は「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」になります。
第1章「総則」にはじまり、第2章は「ねらい及び内容並びに配慮事項」、第3章は「指導計画作成に当たって配慮すべき事項」の3章構成です。 読めば読むほど、「なるほどな」です。 税金を財源とする「施設型給付金(=運営費、委託費)」とその他の補助金、そして保護者の方から頂く「利用者負担額」が収入源であり、その原資をもとに運営する認定こども園ですから、教育・保育の基本は国の示す「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に従うことは当然ですね。 その内容を実践するにあたり、フレーベル、モンテソリー、レッジョ・エミリア、見守る保育、横峯式などを参考に、各園の特色を付加して運営していることになります。 つまり、基本はこの教育・保育要領になります。
第1章 第3 幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項の3-(2)には、「満3歳以上の園児については集中して遊ぶ場と家庭的な雰囲気の中でくつろぐ場との適切な調和等の工夫をすること。」とあります。
くつろぐ、というとなんだか大人向けの言葉のようですが、子どもも大人も同じ人。 くつろぐ場所、時間は大切。 それが、カフェテリアでのランチであたり、園庭の隅っこであったり、アトリエの音楽室であったり、は様々。 いろんな選択肢を用意することがこの教育・保育要領で求められていることだと思います。
それで、和光で人気のくつろぎの場所がアトリエの渡り廊下。 部屋でもなく、園庭でもなく、階段に腰かけて、園庭遊びの合間に水筒からお茶をのんだり、日向ぼっこしていたり、と。 このあたり、セキュリティも含めて整備しようとおもいます。