園の日常

ぜんあく

10時からの赤組のお誕生会に参加。

お誕生日プレゼントを手渡した後は、皆でハッピーバースデーの唄。 その次は、保育教諭によるパネルシアターの流れです。

今日のパネルシアターは「三匹のこぶた」です。 ストーリーはいたってシンプルですから、還暦の園長も幼稚園時代に絵本や劇で観た記憶があるし、いまだに行動規範になっています。つまり、努力を惜しまないこと、助けてあげること、悪を許さないこと。 イギリス本家のストーリーの終わりは残酷だ、とかいろいろ言われていますが、道徳を学ぶきっかけになると思います。 ”赤組(0-1歳児)には早い”、とかではなく、園児もストーリーをつかんで、見入っています。 とても、真剣な表情で観ていました。 最後にブロックの家に3匹のこぶたがそろった時、オオカミの様子がお友達の頭で見えなかった園児が、場所を移動して見られる地点に移動したり、オオカミが出てくると、ちょっと後ろに下がったり、絶対に乳児でも、このストーリーは分かっていますね。 成長するに従い、心に刻まれる話、その話を鏡として、「これはいいことか? それともわるいことか」と考えると思います。 考えてみれば、物語から得た道徳心は多いと思います。 朝刊の「私の履歴書」では「おしん」の作家が自叙伝を語っていますが、「おしん」も多くの人々に感動と影響を与え、NHKには「おしんに渡して」とお金やお米が大量に送られてきたそうです。 大人にとっても、 ビジネス本や雑誌を読んで、事業のヒントを得る、なんていうのも日常茶飯事ではないでしょうか? なので、小さいころからの絵本や観劇は大切ですね。 和光では、絵本の充実と場所をアトリエに移動して、読書習慣の習得が得られるように、環境の再設定を行っています。

そんななか、弱い者いじめのような、川崎市麻生区の事件。 この事件を残酷だと目をそらすのではなく、お子さんと善悪について話されてはいかがでしょうか?