会議・勉強

せいめい

和光が所属する「世界幼児教育・保育機構」のアジア・太平洋地域会議の最終日。

基調講演はユネスコアジア本部の幼児教育アドバイザー。「早い時期はとても大切(Early moment matters)」と題したお話。 幼児教育というと、3歳以上と考えがちですが、両親が交際している最中の愛情や感情がすでに、将来の子供の人生に身体・精神的に大きな影響を与えることについてのデータを使っての解説。 ルーマニアの多子政策で家庭から施設に送られ育った子供の脳の発達分析、平等と正義についてなど、すでに公開されているデータをうまくまとめて、とてもわかりやすい講演。

2人目はJT生命誌記念館長の中村博士。 「人間は生き物」「人間は自然の一部」と題し、38億年前の生命の起源から、人類の誕生、なぜ今のような人類になったか、チンバンジーとの違いは何か、細胞・DNAのレベルの解説と 科学、機械、と人類の比較など、乳幼児教育の基本を大きな視点でお話いただきました。乳幼児教育の指導要領や講演でよく聞かれる「生きる力」についても、とても生命の起源からの解説で、”一つ上の”話が聞けました。

最終日は司会担当でしたから、舞台袖でスライドを画面で見て、ノートもしっかり取れる役得でもありました。 京都へは荷物が多いので車で。 帰りに高速道路の下で信号待ち。 地震が起きなければいいな、と。 名神・北陸道は順調。2台ほど見かけましたが、御用にはならず無事帰宅。 台風の影響でフェーン現象ですが、夕焼けはいつもながら心を落ち着かせてくれますね。 夕焼け見ながら、38年前に誕生した人類最初の細胞から、今ここにいる自分を、後何年生きるかは、多分20年?、ですが、ちっちゃいじゃん、と思いました。