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けんり

夕方、NHK地元局のニュースで、「新型コロナウイルス感染者数」の速報が。

なんと、人口10万人に占める感染者数(=延べ人数で、本日現在の治療中の患者総人数ではないと思います)が東京都、福井県についで、全国3番目に多いのが石川県、金沢市に限って人口10万人当たりの患者数を比較すると全国で一番多いとなる。

そこで、金沢市の人口463,000人に近い、江東区498,000人、品川区387,000人で4月8日のデータで計算すると、金沢市9.2人、江東区4.41人、品川区12.2人です。 ここ2日の金沢市での感染者が10名増えたので、同規模都市を比較しても多いですね。東京は公共交通機関での移動がメイン、金沢は一人一台の車通勤だから大丈夫、という単純な視点では説明がつきません。 気の緩み? 危機感の差?

保育関連で参加しているFBでは、都内には法人経営の保育園・こども園で、休園している、開園している園があり、それぞれ区役所・教育委員会の判断です。 そして、その判断の基準は、とても難しい選択です。

* まず一つ目が、子どもの人権。 日本も批准している「子供の権利条約」の原則の第一番目が、

生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)

すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。

と有ます。子供は、自分で今日は園に行くか、行かないかは決められません。決めるのは、大人であり、その際に考慮すべきは子供には生命・生存の権利があることです。

* そして二つ目が、その子どもと親の生命を守る医療、福祉に関わる仕事の継続を保つことです。

先月からお世話になっている大学病院でも留学生が陽性反応が出たということで、急遽私の担当医さんが応援にその診療科に行かれ、診察は2日後、になりました。不満は全くないです。ただ、大きな病院で、一人の感染者がでた影響が、入院・外来のスケジュール書き直させたほど、医療現場に与えるインパクトは大きく、ここが崩壊しては、子どもが医療を受ける権利も使えないわけです。

子どもの権利、医療・福祉の継続、どちらも高い場所でのバランス取りが必要ですね。