水は、いろんな遊びを提供してくれる、とても懐の深い玩具だと思う。
大人(保育士)が園庭に水をまいて、砂が泥になってから「はい、みんな今日はここで泥んこ遊びするんだよ」という方式で泥んこ遊びをやっていたころは和光でもありましたが、いまはクラスでも、園庭でも園児が自分で考え、自分で(保育教諭が仕掛けた)材料をそろえて、仲間と遊びを考えることが日常になっているので、遊びがとてもダイナミックです。 時には、”大丈夫か”と心配するほど。
今日は青クラスが園庭の砂場に大口径ホースで水を流し込んで、「もっと、みずみず」とかいいながら、「はい、じゅんびできた」と言って、砂と水で遊んでいます。それも、相当ダイナミックに。
その兆候は一つ年下の黄色クラスでもあり、木製レール+列車での遊び、木製パズルでの遊びが流行中。 でも、園児5人と話しているとやっぱり、アンパンマン。 「アンパンマンってどんなひと? つよいの?」などと質問を向けると「うん、つよい」「やさしいよ」「ちからもちやよ」とアンパンマンの特徴をつかんで、自分のしている語彙なかから、自分の”思い”が伝わる単語を検索して、口にする、という一連の活動を一瞬のうちに行うわけです。この経験は友達との関係でグンと伸びる、黄色クラスの2歳児は特に重要な時期になります。
育ちには連続性があり、その育ちの一人ひとりの違いに気を配りながら、一人ひとり、集団の成長を引っ張るのが我々の仕事、というわけですね。