発育

ながれ

動きには流れがある。 流れがいいと、気分もいいし、仕事などの物事も”だいたい”自分の予想通りか予想よりうまくいくことが多いと思う。

「試合の流れは、ベイスターズですね」とか「流れに乗った、松山選手、イーグルトライです」とか、スポーツの世界でも、”流れ”はよく比喩として使われますよね。 時間は、一瞬一瞬の瞬間が連続したものですから、一つ一つの一瞬とそれに続く一瞬とはつながってはいないのですが、幸運とは偶然の連続なのです、と経済誌で読んだことがあります。

それはさておき、流れを実感することは大切。 スムーズに流れるには、どんな道筋をつければいいか、いろんな場面で、それを経験し学べます。 川の流れを漫然と見ているのではなく、高い所から低い所に流れる、早い流れと遅い流れがあるけど、それはどうしてかな、という疑問とそれを自分の手で試してみる経験は大切。 お風呂の水、台所の水、身近な体験の積み重ねが幼児期には将来の学びの基礎となると思います。

そんな光景が園庭で。 園庭の水たまりで遊ぶのを”卒業”した、青Cクラスは、ショベルで水路を作って、水のながれを作り、工夫を重ね、役割分担を決めて、どんどん経験の幅を広げています。 ショベルの持ち方、力の入れ方も、何度もやっていると”コツ”がつかめたようで、とても頼もしい光景でした。 先生の関わりはなくとも(道具がいつでも使えるように準備をしておく、というきっかけを振りまいてありますが)、子ども同士での学びあいがある、そんな和光です。