ひととなり

U. S. Openの試合後に、15歳の対戦相手を6-3、6-0で大阪なおみ選手が破った後、先程までの対戦相手を選手控室に返さず(シャワーを浴びながら大泣きするに違いないと)、自らのインタビューに誘って、健闘を称える場面は、何度も報道されました。

例えば、現地メディアのニューヨーク・タイムス紙を読むと、大阪選手のとった行動は「ヒューマニティ」。 「カインドネス・親切」より奥深い「人間性・人らしさ」です。 最後のゲームのビデオを何度か観ましたが、プレー中の自信に満ちた大阪選手の動き、表情のまま、プレー後に年下で有望な選手にかける気遣いはまさに「人間らしさ」ですね。 普段から、人間らしく振舞えなければ、こんな大舞台では自然にでるわけもなく、そのあたりが心技体と言われるゆえんですね。 日常の福祉の仕事でも、人にかかわる大きな決断をしなければならない場面があります。 その際に、この「ヒューマニティ」、人らしい判断ができるよう普段の生活を整えたいものですね。